酸化還元反応式

酸化剤と還元剤

相手の酸化数を上げるものが酸化剤(自分の酸化数は下がる
相手の酸化数を下げるものが還元剤(自分の酸化数は上がる

      2KMnO4+3H2SO4+5H2O2→→K2SO4+2MnSO4+5O2+8H2O

H2O2中のOの酸化数:-1→0(自分はup)Mnの酸化数をdownさせているので還元剤
Mnの酸化数:+7→+2(自分はdown)Oの酸化数をupさせているので酸化剤

酸化と還元は必ず同時におこる

代表的な酸化剤・還元剤

酸化剤イオン反応式
過マンガン酸カリウムKMnO4MnO48H+5eMn2+4H2O
二クロム酸カリウムK2Cr2O7Cr2O7214H+6e2Cr3+7H2O
過酸化水素H2O2H2O22H+2e2H2O
二酸化硫黄SO2SO24H+4eS+2H2O
酸素O2O24H+4e2H2O
ハロゲンの単体Cl2、Br2、I2I2  +2e2I
濃硝酸HNO3HNO3H+ e­NO2+H2O
希硝酸HNO3HNO33H+3eNO+2H2O
熱濃硫酸H2SO4H2SO42H+2eSO2+2H2O
還元剤イオン反応式
過酸化水素H2O2H2O2O22H+2e
二酸化硫黄SO2SO2+2H2OSO424H+2e
硫化水素H2SH2SS2H+2e
シュウ酸H2C2O4H2C2O42CO22H+2e
チオ硫酸ナトリウムNa2S2O32S2O32S4O62  +2e
ハロゲン化物イオンCl、Br、I2II2  +2e
硫酸鉄(Ⅱ)FeSO4Fe2Fe3  +e

酸化還元反応式

イオン反応式と化学反応式の作り方

〈例〉硫酸酸性の過マンガン酸カリウム水溶液と過酸化水素水の反応

 酸化剤還元剤
物質の変化MnO4 → Mn2H2O2­­­ → O2
Oの数をHOで調整MnO4 → Mn2+4H2O 
Hの数をHで調整MnO4+8H → Mn2+4H2OH2O2 → O2+2H
電荷をeで調整MnO4+8H+5e → Mn2+4H2OH2O2 → O2+2H+2e
電子の消去2MnO4+6H+5H2O2 → 2Mn2+8H2O+5O2
イオンの調整2KMnO4+3H2SO4+5H2O2 → 2MnSO4+8H2O+5O2+K2SO4

【問題1】次の半反応式のうち、還元剤(自身は酸化されている)を表すものはどれか。

【問題2】酸化還元反応式を作るとき、酸化剤と還元剤の半反応式を組み合わせる際に必要な操作はどれか。