物質の分離・精製
蒸留……2種類以上の物質を含む液体を過熱して蒸発しやすい成分を分離する操作。
〈例〉食塩水から水だけを取り出す。
分留……2種類以上の液体の混合物から、沸点の違いを利用して各成分を分離する操作。
〈例〉石油からガソリンを取り出す。
ろ過……液体とその液体に溶けない固体の物質のうち、ろ紙を用いてその固体を分離する操作。
〈例〉砂が混ざった水から砂を除去する。
再結晶……温度による溶解度の差を利用して、析出しやすい物質を優先的に析出させて分離する操作。
〈例〉塩化ナトリウムを少量含む硝酸カリウムの結晶から、硝酸カリウムだけを析出させる。
クロマトグラフィー……物質の吸着力の違いを利用して、分離する操作。
〈例〉色インクを各色素に分離する。
抽出……物質がもつ溶媒への溶けやすさを利用して分離、精製する操作。
〈例〉紅茶の葉から、水に溶けやすい成分だけを溶かして得る。
昇華法……昇華性の物質(ヨウ素I2、ナフタレンC10H8、ドライアイスCO2など)の固体に昇華性のない物質が混入したときに用いる方法。
〈例〉不純物を含んだヨウ素をビーカー内で加熱し、ビーカーを冷水の入った丸底フラスコでふさいでおくと、フラスコの表面にヨウ素が付着する。
実験室で行う蒸留の装置

〈実験上の注意とその理由〉
- 枝の部分を移動する気体の温度を測定するため。
- 突沸などにより混合溶液が枝の部分にそのまま流入することを防ぐため。
- 冷却管内に冷却水をため、冷却効率を高くするため。
- 実験器具内の圧力が急激に上昇し、器具の破損をまねく可能性があるため。
【注意】引火性物質を過熱する場合は、直接ガスバーナーで加熱するのではなく、水浴などを用いて間接的に加熱する。


