合成樹脂
熱可塑性樹脂
付加重合で生成するものが多い。直鎖状の分子構造をもつ合成高分子からなる固体であり、加熱によってやわらかくなる性質(熱可塑性樹脂)をもつ。
ポリエチレン (特性:耐水性、軽い 用途:容器、びん、ポリ袋)

| 重合条件 | 特徴・用途 | |
| 高密度ポリエチレン | 低圧 | 枝分かれが少なく硬い、容器 |
| 低密度ポリエチレン | 高圧 | 枝分かれが多く軟らかい、薄膜袋 |
ポリプロピレン (特性:耐熱性、軽い 用途:部品、容器、フィルム)

ポリスチレン (特性:電気絶縁性 用途:梱包材料、絶縁材料)

ポリ塩化ビニル (特性:硬い、耐薬品性 用途:パイプ、ホース)

ポリ酢酸ビニル (特性:低融点 用途:接着剤、ガム)
ビニロンの原料になる。

ポリメタクリル酸メチル (特性:光の透過性が高い 用途:光学レンズ、装飾品)

フッ素樹脂(商品名:テフロン)
電気部品や絶縁テープなどに用いられる。

熱硬化性樹脂
単量体が付加と縮合を繰り返す付加縮合で生成するものが多い。立体網目状の分子構造をもつ合成高分子で、加熱によって重合がさらに進行し、硬化する性質(熱硬化性)をもつ。
フェノール樹脂 (用途:電気絶縁材料、電気器具、とって)
フェノールに酸を触媒として少量のホルムアルデヒドを反応させると、o位またはp位で付加縮合が起こり、ノボラックが生成する。

ノボラックは重合度が10程度の軟らかい固体だが、これに硬化剤を加えて加熱すると、さらに縮合し、網目構造のフェノール樹脂が生成する。
フェノールに塩基を触媒として多量のホルムアルデヒドを反応させると、レゾールとよばれる分子量100~300程度の物質を生じる。これを加熱するとフェノール樹脂が得られる。

尿素樹脂(ユリア樹脂) (用途:ボタン、装飾品、キャップ、接着剤)
尿素とホルムアルデヒドを付加縮合させると、尿素樹脂が得られる。

メラミン樹脂 (用途:食器、化粧板、家具、電気器具)
メラミンとホルムアルデヒドを付加縮合させると、メラミン樹脂が得られる。

処理
合成樹脂の廃棄にはさまざまな社会的な課題があり、リサイクル技術や自然界で分解されやすいポリ乳酸などの生分解性樹脂(生分解性プラスチック)が研究されている。

乳酸を縮合重合するとポリ乳酸が得られる


